2011/01/21(金)にLenovoがNECとパソコン事業にて提携することで最終調整に入っていることが本日明らかになりました。
というのが2011年1月21日の話、では現時点では、、
実は2011年7月1日に、レノボとNECが共同出資する持ち株会社「Lenovo NEC Holdings B・V」が始動します。
現時点ではその準備ということです。
このLenovo NEC Holdings B・Vという会社はレノボとNECの提携会社として経営されていく状態ですが、
出資率は、レノボが51%、NECが49%となっています。
さらに傘下の会社として、NECパーソナルコンピュータと、レノボ・ジャパンが各々、とりあえずは別々のブランドで
事業を進めていく予定です。
現在レノボジャパンの社長はロードリック・ラピン氏は
Lenovo NEC Holdings B・Vの会長を兼務となり、実質レノボが権限を持つという形となる予定です。
このレノボジャパンの社長のロードリック・ラピン氏はこのことについてのコメントを発表していて、
両社の提携のメリットを発表しています。
このLenovo NEC Holdings B・Vという媒体のレノボのメリットは、
レノボは、NECのパソコンを海外で販売するという点であり、海外にこの提携会社の業務を広げる壮大な計画を立てているということ、
NECのメリットは、一度海外進出で失敗しているNECがレノボの海外拠点を通じ、NECのパソコン事業を織り交ぜることが出来る点です。
そしてポイントが3つ目の項目で、NECパーソナルプロダクツがもつパソコンの開発・製造拠点「米沢事業所」(山形県米沢市)の活用について、
米沢(事業所)は、NECの高い顧客満足度(CS)を維持する武器。閉鎖という選択肢はない
米沢のBTOの能力を、将来的にレノボが活用させて頂くことも検討している
という発言をしています。
つまり実質現在上海で製造されているThinkPadを米沢で製造する可能性があるということを発表しています。
さらに開発部門の最高責任者として、ThinkPadの生みの親である内藤在正氏が世界中のレノボ製品の開発を担当となったため、あらゆるレノボの製品が製造する日が来るかも知れない可能性があります。
その為に重要な開発についての統合はそれぞれ独立した形をとる予定のようです。
私的にはThinkPadはThinkPadであってほしいので、万が一でも地デジチューナー内蔵のThinkPadの開発は
生理的に受け付けないと思います。
そして最後に、
NECとレノボがそれぞれもつ間接販売体制の連携・統合については、「可能性はあるものの、詳細を議論するには至っていない」と語っていますが、
「その期待を裏切るつもりはない。楽しみにしてほしい」ともコメントしています。
ThinkPadがNECのあれだけの宣伝をCMで見る日がくると思うと、
ThinkPadの希少価値が薄れてしまって、知る人ぞ知る、できるやつは使っている!というThinkPadの基本思想を打ち破ってしまわないか心配ですが、
はっきり言ってそれよりも今後のThinkPadの期待値が高すぎで楽しみでしょうがないというのが私管理人の意見です。。